MESSAGE
社長挨拶
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TOWARD the NEXT 100 YEARS

当社は、2017年に創業から100年を迎える老舗企業です。創業から現在までの約100年は、大きく3つのステージに分けられます。第1ステージでは、創業者の吉田俊次が建築用の釘を事業の主軸に据え、関東大震災の後その規模を大きく拡大しました。第2ステージでは、2代目の吉田圭逸が自動車用部品の製造に着手、大きく事業の舵を切り、日本の自動車市場の拡大、高度経済成長という時代背景の中で、「伸線・圧造の一貫生産」という日本でも数少ない事業モデルを確立しました。そして我々は今、第3ステージの最中にいます。競争の舞台は世界に広がり、日本・タイ・アメリカでつくられる製品は、世界中の至る所で走る自動車に搭載されています。海外展開を進める背景には、従来の考え方や事業のあり方では企業を持続的に成長させることが難しい時代に突入したという大きな変化があり、その要因は、日本においての長きに渡る成長の時代が終わったという事に尽きます。「創業100年目のベンチャー企業へ」というスローガンを掲げているのも、「世界市場において、強き者が残り弱き者が淘汰される」という第4ステージの到来を見据えてのものです。こういった時代変化は、多くの日本企業にとって危機だと言えますが、我々はこの会社を大きく飛躍・成長させる良い機会であると捉えています。これまで培ってきた技術に、時代に即した新しい発想と行動を加え、それをグローバルで堅実に実践する事。日本が成長してきたように、これから多くの国が発展し豊かになるでしょう。そこに我々は大きく貢献できると考えています。Apple社やGoogle社のように世界を大きく変えることは出来ませんが、日本を支える自動車産業の発展に寄与し、世界の成長にALL JAPANの一員として貢献する事が我々の使命であり、それは世界でも一握りの「頑張り続ける企業」だけが成し得る事だと、我々は考えています。

代表取締役社長吉田 篤史